オリジナルTシャツを作りたいなら、デザインを考える前にプリント方法を確認しましょう。プリント方法によっては1枚あたりの費用を抑えることができます。また、デザインにあったプリント方法を選ぶことでイメージ通りにTシャツを作ることができます。
オリジナルTシャツのプリント方法を確認!
オリジナルTシャツを作りたいと考えているなら、まずプリント方法を勉強しましょう。そうすることで、費用を抑えることができたり、仕上がりイメージに合ったプリント方法を選択することができたりします。ここでは、一般的なプリント方法から特殊な加工までを紹介していきます。オリジナルTシャツを依頼する前に、プリント方法を覚えて理想の1枚を作りましょう!
プリント方法の特徴とメリット・デメリット
オリジナルデザインをTシャツにプリントする際には、たくさんのプリント方法があります。どのようなプリント方法があるのか、その特徴やメリット・デメリットを確認してみましょう。
オリジナルTシャツのプリント方法
①シルクスクリーン
引用元:JETCHOP
・特徴
お店などで売られているTシャツもシルクスクリーンでプリントされていることが多く、一般的なプリント方法となっています。1つの柄ごと、1色ごとで『版』と呼ばれる型を作成します。その版にインクを入れて直接生地に刷っていく方法です。
・メリット
・大量注文すると1枚あたりの費用が安くなっていく。
・インクの持ちや仕上がりがとても良く、本格的なプリントになる。
・インクの種類が豊富なので、希望の色が見つかる。
・デメリット
・オリジナルTシャツを1枚作成するだけでも『版』を作るので、少量注文の場合費用が割高になる。
・1つの柄ごと、1色ごとで『版』を作るため、プリント箇所や使用する色が多い場合は『版』を何枚も作るので費用がかかる。
②デジタル転写
引用元:オリジナル工房
・特徴
オリジナルデザインをパソコンで読み取り、専用のシートにプリントしていきます。次にそのシートに『版』を使用して、圧着するための糊付けを行いプレスして圧着させるプリント方法です。また、糊付けをするため、デザインに沿った糊のフチができます。
・メリット
・フチ取りをするため、イメージ通りのデザインをプリントすることができる。
・フルカラーでもTシャツにかかる費用が変わらない。
・グラデーションといった特殊な色使いもできる。
・デメリット
・プリントした部分の通気性が良くない。
・圧着してプリントするため、質感が平坦。
③インクジェット
引用元: RUB-LAB.
・特徴
直接生地にインクを吹きかけてデザインをプリントする方法です。『版』を必要としないので、少量注文に向いています。このプリント方法は洗練された細かいデザインをプリントするのに向いている方法です。
・メリット
・『版』を必要としないので、少量注文しても他のプリント方法より費用を抑えられる。
・生地にインクを直接吹きかけるので、柔らかい手触りに仕上がる。
・デメリット
・デザイン自体の画素数が悪いと、プリントした時に荒く仕上がる。
・直接生地にインクを吹きかけるので、色が霞む感じになってしまう。
④カッティング
引用元: IMAGEMAGIC
・特徴
色の付いたシートをカットしてデザインを切り出していきます。それをTシャツに圧着させてデザインをプリントする方法です。このプリント方法はユニフォームなどを作る際などに適しています。
・メリット
・『版』を必要としないため、Tシャツ1枚1枚に違う番号や名前を入れることができる。
・1枚からでも作ることができる。
・生地の質感や色に影響を受けにくいので、発色が綺麗。
・デメリット
・店舗によっては、シートの色が限られている場合がある。
・色の付いたシートをカットするため、グラデーションなどの特殊な色使いができない。
上記で紹介したプリント方法は、一般的なプリント方法です。デザインやオリジナルTシャツをプリントする枚数に応じてプリント方法を選ぶことで、満足・納得できるオリジナルTシャツを作ることができると思います。
オリジナルTシャツ業者ではこんな加工も可能!
せっかくオリジナルTシャツを作るなら、他との差をつけたい!と考える方もいるでしょう。そんな時にオススメしたい加工を紹介します。
高級感がでる加工
①刺繍
引用元:ピーエムワークス
特徴
刺繍の特徴は、仕上がりの高級感にあります。そのため、ちょっとしたプレゼントにも最適です。一般的なプリント方法では描写できない刺繍独特の質感があるので、オリジナルTシャツにこだわりたいと言う方にオススメの加工方法になります。
メリット
・洗濯しても色落ちしない。
・生地を選ばないので、どんな生地にでも刺繍することが可能。
・指定されている書体なら、1枚からでも比較的安く作ることができる。
・大型面積(例)360mm x 500mmでも刺繍することが可能。
・プリントに比べ高級感がでる。
デメリット
・柔らかい生地に刺繍すると、刺繍した周りの生地が縮んでしまうことがある。
・指定されている書体以外で加工依頼する場合、初回に型代がかかる。
②ラインストーン
引用元:Deco Factory
特徴
模造のダイヤをオリジナルのデザインに並べて加工していくのがラインストーンです。光が当たる度にキラキラ輝くので、豪華で華やかな表現ができる加工になります。
メリット
・他のオリジナルTシャツと差を付け、クオリティの高いオリジナルTシャツを作成できる。
・他のプリント方法と組み合わせて作成する事も可能。
デメリット
・他のプリント方法に比べて費用がかかる。
・ラインストーンを1個1個並べるので、特急などの対応ができない。
Tシャツ以外のものにもプリントする方法
①UV硬化インクジェットプリント
引用元:IMAGEMAGIC
特徴
低分子液状インクにUV光を当てることで、インクが高分子ポリマー樹脂に変化して硬化する方法です。これまでプリントできなかったプラスチック素材に印刷することができます。
メリット
・インクが硬化するので、耐久性がある。
・フルカラーでプリント可能。
・表面が凸凹している素材でもプリントできる。
・『版』は必要ないため、1つからでも注文可能。
デメリット
・インクを硬化させるため、仕上がり後プリントした部分に凹凸ができる。
・プリントする面の凹凸の差が激しい場合は、インクが凹部分まで届かずかすれたようなプリントになる可能性がある。
どちらの加工も、オリジナルデザインが際立つ加工方法です。他とは違う加工を施すことで、付加価値が上がりオリジナルの要素も上がると思います。ぜひ検討してみて下さい。
Tシャツ以外にこんなものにもプリント可能!
最近では、オリジナルTシャツ以外にもオリジナルのグッズを作ることができます。では、どのようなグッズを作成することができるのか、一緒に確認してみましょう。
プリント可能なオリジナルグッズ
グッズ1 タオル
引用元:アスフィール株式会社
Tシャツと合わせて人気があるのがタオルです。タオル自体のサイズも豊富で、ハンド・フェイス・マフラー・スポーツ・バスの5種類を揃えているオリジナルTシャツ業者も珍しくありません。自分が使いやすいサイズを注文できると、使用頻度も上がるのでオススメです。
グッズ2 キャップ
引用元:COPYWORKS
キャップも使いやすいグッズなので、人気があります。また、色の種類だけでなくキャップの種類も豊富なので自分のお気に入りが見つかるはずです。クラスのみんなや、部活のメンバーで揃えるのもオススメですよ。
グッズ3 スマホケース
引用元:オリジナルプリント.jp
今は1人1台が当たり前になっているスマホ。そのスマホケースも、オリジナルTシャツと揃えて注文すると可愛いと思います。他にはないデザインなので、個性が出ますね!
グッズ4 マグカップ
引用元:bianco
贈り物や記念日のギフトで注文があるのがマグカップです。父の日や母の日など日頃お世話になっている人への贈り物として喜ばれています。
グッズ5 ボール転写プリント
引用元:IMAGEMAGIC
オリジナルTシャツのプリント方法の一つであるデジタル転写を使用してボールにプリントしていきます。記念ボールなど特別なボールとして喜ばれているようです。
オリジナルTシャツだけでなく、こんなにたくさんのグッズにプリントできるなんて知りませんでした。タオルやキャップはオリジナルTシャツと同じく使い勝手が良さそうな印象です。スマホやマグカップは、プレゼントとしても喜ばれそうだと感じました。せっかくオリジナルTシャツを作るのなら、合わせて注文しても良さそうですね。
デザインに合ったプリントの種類を知ってイメージに合った方法を!
オリジナルTシャツを作成するなら、デザインや枚数に合わせてプリント方法を選ぶことが重要です。費用を抑えるなら『版』を必要としないプリント方法。仕上がりイメージやデザインを重視するなら、それに合ったプリント方法や加工を取り入れて、理想のオリジナルTシャツを作成してみてはいかがでしょう?オリジナルTシャツのプリント方法の種類を理解するだけで、より楽しくTシャツを作成できるはずです。ぜひ、楽しみながら作成してみて下さい。