自作Tシャツの販売も夢じゃない?Tシャツプリントのコツを掴もう

デザイン

Tシャツプリントは専用の機械なんかを使う必要があって、業者でなければできないものと考えていませんか?実は、お家で簡単に自作できてしまうものなのです!最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、コツを掴めば問題ありませんよ。必要な道具から手順まで解説していきます。

Tシャツは自宅でも作成可能!

Tシャツ
ベースとなるTシャツさえあれば、誰でもオリジナルTシャツを自作することができます!
それも、手作り感がある仕上がりだけでなく、既製品のような仕上がりにすることも可能。手書きや刺繍など様々な方法がありますが、今回はより手軽でキレイに仕上がる「プリント」での自作方法を紹介します。

一番簡単で安いのはこれ!アイロンプリント

Tシャツプリントを自分で行なうにあたって、最も手軽な方法が「アイロンプリント」。簡単なだけでなく、製作費も安く済むというのが嬉しいですよね。

必要な道具はこれだ!

・アイロンプリント用紙:通販や家電量販店などで購入できます。家電量販店は、プリンタコーナーを探してみると見つかりやすいですよ。価格はA4サイズ2枚入りで500円~1,000円前後のものが多いですが、メーカーにより異なります。

・プリンタ:アイロンプリント用紙に好みのデザインを印刷するために使用します。アイロンプリント用紙によっては対応できない機種もありますので、お使いの機種を事前に確認しておくといいですよ。

・アイロン:家庭用のアイロンで問題ありません。Tシャツにデザインを転写するために使用します。ただし、スチームが出ないように設定できるものにしてください。

・好みのデザインデータ:自分で作るもよし、著作権フリーのデザインを使うもよし。個人で着用するだけだからと安易に考えず、十分に注意しましょう。

・Tシャツ:基本的には好きなもので構わないのですが、メッシュ生地とポリエステル生地は避けた方がいいでしょう。アイロン転写がうまくできない可能性が高いです。

アイロンプリント用紙の選び方

アイロンプリント用紙を選ぶ際には、いくつか注意すべき点があります。
まず、インクジェットプリンタ用かレーザープリンタ用かをチェックしましょう。お持ちのプリンタに合ったものを使用しないと、故障の原因になりますよ。もうひとつ確認したいのは、「白・淡色布用」であるか「濃色・カラー布用」であるかという点。Tシャツの色にあったものを選ぶことで、プリントがくっきりキレイに仕上がります。また、初めてTシャツプリントを試す場合、複数枚入っているものを選んだ方が無難。というのも、デザインを印刷する段階で失敗することが多いためです。

・インクジェット用 アイロンプリント紙[カラー布用] (A4サイズ・2枚)898円(税抜)

Tシャツ

引用元:ビックカメラ.com

・アイロンプリントペーパー 洗濯に強いタイプ・白生地用 (A4・3シート)468円(税抜)

Tシャツ

引用元:ビックカメラ.com

・カラーレーザー用 アイロン転写紙(カラー布用)1,510円(税抜)

Tシャツ

引用元:ビックカメラ.com

アイロンプリントの手順

・手順1:アイロンプリント用紙にデザインを印刷
→必ずデザインを「反転」させて印刷しましょう!イラストだけならまだなんとかなりますが、文字が入ったものだと鏡文字になってしまいます。また、モニタでみている色味がそのまま印刷されるわけではありません。やや暗めに印刷されることが多いようですので、あらかじめ明るめに調整しておくといいですよ。

・手順2:デザインにそって丁寧に切り抜き
→根気のいる作業になります。用紙が透明タイプであれば、さほど気になりませんが、色付きのものだと切った跡が案外目立つのです。切った跡がガタガタにならないように、丁寧に切り抜いていきましょう。

・手順3:アイロンで転写
→体重を掛けて押し付けるようにするのがポイント。アイロンの熱をしっかりあてることも大切ですが、ここでどれだけ圧を掛けられるかが成功を左右します。ただし、圧を掛けるのに夢中になりすぎて時間まで掛けてしまうと、焦げて失敗することになりますよ。

・手順4:台紙を剥がす
→アイロンを掛けたら、あとは台紙を剥がすだけです。急いで引き剥がしたり、手順3でうまく圧が掛けられていなかったりすると、うまく台紙が剥がせません。

たったこれだけの手順で自作Tシャツの完成です!ただ、最初はデザインをキレイに印刷すること、キレイに転写することが特に難しいようです。小さなデザインといらない布を用意して、Tシャツプリントをする前に何度か練習しておくことをおすすめします。

業者でも使われる技法!シルクスクリーン

続いて、シルクスクリーンによるTシャツプリントの方法を説明していきます。この方法はプロである業者も行っている方法で、自作としてはやや上級者向けの方法です。

シルクスクリーンってなに?

そもそも「シルクスクリーン」とは何か、というところから説明していきましょう。
これは版画技法のひとつ。最初に版を作成すれば、何回でも同じ図柄を印刷できます。版はメッシュ状の布をピンと張り、印刷したい図柄の周辺をすべて埋めてインクが通過しないようにすることで作成します。例えば下の画像だったら、白抜きになっている部分はインクが通過して、ほかはインクが通過しません。

Tシャツ

引用元: nori510.com

あとはTシャツに版をあててインクを塗り広げれば、図柄の通りにインクが落ちてTシャツプリントができるというわけ。メッシュが目詰まりを起こさないように丁寧に洗ってあげれば、何度でも繰り返し使用できます。
ちなみに、その昔はメッシュ状の布ではなく絹(シルク)を使用していました。これが「シルクスクリーン」の由来です。

使用する道具一覧

・テトロンスクリーン:メッシュ状の布。メッシュが細かければ細かいほど仕上がりはキレイになりますが、目詰まりを起こしやすいという欠点。繰り返し使えるというメリットを活かすためにも、80~100メッシュのものを使用しましょう。

・木枠:100円ショップで売られているコルクボードの、コルク部分をとって使えばOK。しっかりとテトロンスクリーンを張ることができれば問題ありません。

・カッティングシート:これも100円ショップで購入することができます。粘着面のある、装飾用のシートです。

・スクイージー:インクをキレイに塗り伸ばしていくために使用します。印刷したい図柄の大きさに合わせてサイズを変えると、使いやすくていいでしょう。

・アクリル絵の具:インクの役割を果たします。好きな色を用意しましょう。また、できるだけ透明性が低いものを選ぶと、濃い色のTシャツでも透けることなくハッキリ発色してくれます。

・シルクスクリーンメディウム:シルクスクリーン専用の「のり」。のりとは言っても、接着するためのものではなく、アクリル絵の具に混ぜることによって布へ移りやすくするものです。絵の具の乾燥も遅らせてくれます。

シルクスクリーンの手順

・手順1:テトロンスクリーンをセット
→テトロンスクリーンを木枠にセットします。このとき、テトロンスクリーンがピンと張った状態になるように、ホチキスかタッカーを使用してしっかりととめていきましょう。

・手順2:カッティングシートを切り抜く
→カッティングシートの粘着面が表となるように図柄を書き写す、もしくは印刷した図柄を貼りつけて、その通りに切り抜きます。あまりに複雑な図柄を選ぶと切り抜きにかなり苦労するので、なるべく簡単な図柄にするのがおすすめ。

Tシャツ

引用元: HMP2BLOG

・手順3:カッティングシートを貼りつけ
→図柄通りに切り抜き終わったカッティングシートを、粘着面を利用してテトロンスクリーンに貼りつけます。このとき、テトロンスクリーンをホチキスとめしてある面に貼り付けるように注意してください。Tシャツに版を置いたときに、粘着面でない方がTシャツに接するイメージです。

Tシャツ

引用元: HMP2BLOG

・手順4:印刷
→できあがった版を、位置の確認をしながらTシャツの上にセット。図柄の少し上に、シルクスクリーンメディウムとアクリル絵の具を1:1の割合で混ぜたものを多めに乗せ、スクイージーでキレイに伸ばしましょう。だいたい3往復から4往復したら、垂直に版を離します。

・手順5:アクリル絵の具を定着させる
→2~3時間放置して自然乾燥させたのち、クッキングシートの上からアイロンをあてて絵の具を定着させます。このとき、アイロンは中温でスチームはオフにしておきましょう。また、手順4が終わったらすぐに版を洗うこと。洗わずに放置すると、目詰まりを起こして再利用できなくなってしまいます。

以上がシルクスクリーンによるTシャツプリントの手順です。今回は、100円ショップや画材ショップなどで揃えられる道具を用いた方法を紹介しました。より本格的にシルクスクリーンを始めたいのであれば、専用のスターターキットを利用してみるのもおすすめですよ。

・個人用スクリーンキット サン描画セット 2,700円(税抜)

Tシャツ

引用元:画材屋さん.com by文房堂

自作することのメリット・デメリット

女性
Tシャツを自作することにはメリットがたくさん!しかし、その反面デメリットもあります。メリットとデメリットを比較して、自分でTシャツプリントをした方がいいのかどうか、判断してみてください。

自作するメリット

・安く作ることができる
・自分の好きなようにデザインの微調整ができる

大量に作るのであれば別ですが、1枚だけなど少数であれば自作の方が安く済むことが多いようです。また、どのタイミングでもデザインの変更が可能。自分で細かくチェックしながら作っていけるので、完成イメージとずれたものが出来上がることはまずありません。

自作するデメリット

・道具を集めることから始めるので面倒
・失敗すると費用が嵩むことがある
・Tシャツの素材を選ばなければならないことがある

自分でTシャツプリントを行なう場合、道具を集めることから始めなければなりません。ひとつのお店で必要なものが揃わないこともあり、やや面倒。また、コツを掴むまでは失敗することが少なくないため、失敗した分だけ材料費が嵩んでしまいます。プリントする方法によっては向かない素材があるため、好きな素材のTシャツが使えないことも。

いかがでしょう。自分の思った通りにデザインできるだけでなく、手間暇掛けて作るので愛着が湧くというのも自作のいいところ。ギリギリまでデザインの調整が可能なので、納得の仕上がりになるはずです。ただ、最初のうちは道具を揃えるのが面倒だったり、失敗によって材料を無駄にしてしまったりというデメリットも。

自作の魅力は楽しさと達成感!大量生産は業者へ依頼しよう

クラスTシャツのように大量に必要だという場合には、やはり業者の利用がおすすめ。プロなので当然仕上がりもキレイですし、何回もやり直しているような時間の余裕がないときにも安心です。
しかし、Tシャツプリントを一から自分で行なうのは、楽しいだけでなく達成感も得られるものです。趣味にしておくに留まらず、腕を磨いて販売することを目標にするなんていうのもいいですね。
必要な枚数が少なく、時間的な余裕もあるのであれば、是非自作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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