Tシャツの素材は奥が深い!着心地や性能を左右する素材の話

オリジナルTシャツを作る時にはシャツの材質まで自分で決めなければいけません。よく分からないからと言って適当に決めてしまうと、着心地や耐久性に満足できない可能性もあります。こちらでは生地の種類やそれぞれの特徴について見ていきましょう。

どんな素材があるの?

Tシャツの着こなし

素材の種類を知る

オリジナルTシャツ業者が使っている素材は大きく分けて綿とポリエステルがあります。それぞれの特徴を見てみましょう。

綿

Tシャツの生地に使われているものの中でも最もポピュラーなもので、肌触りが良く着心地に優れています。繰り返し洗濯して使うことができる耐久性と、保温性も大きな魅力といえるでしょう。汗をかいた際の吸水性にも優れていますが、乾きにくいので汗をかくとベタベタしてしまうのが難点。

ポリエステル

通気性に優れており速乾性が高いので、たくさん汗をかいてもベタつかずサラサラが持続します。スポーツウェアやお店のユニフォームなど、汗をかくシーンに着るTシャツを作成する際に適している素材です。価格もリーズナブルですし、機能性も高く強度も強い素材です。着心地の面では綿に劣ると言われています。

綿とポリエステルをブレンドしている生地もあり、配合のバランスによって性能が変わります。綿の割合が多いと着心地がより良くなり、ポリエステルの割合が多いと速乾性が高くなり価格が安くなります。用途に合わせてそれぞれの素材をバランスよく組み込んだ生地を探してみるのもいいかもしれませんね。

糸の種類とは??

同じ綿で作られた記事でも、糸の種類によって性能が違います。どのような糸があり、仕上がりにどのような差が出るのかを見ていきましょう。

カード糸

綿糸を作る工程で、針布を通して不良部分である短い繊維部分を5%除去した糸です。紡績糸は全てこの工程を経るので、必要最低限の加工だけを行ったシンプルな糸で、最もポピュラーに使われています。

コーマ糸

カード糸より多くの不良部分を除去した上質な糸になります。短い繊維の不良部分を15~25%ほど除去しており、より肌触りが良く光沢のある上質な仕上がりになります。

この他にも、不要部分の除去率がカード糸とコーマ糸の中間にあたるセミコーマ糸などがあります。短い繊維を除去すればするほど着心地が良くなって、値段が高くなるというイメージで理解していただければと思います。

変わり糸とは?

変わり糸は、意匠撚糸とも呼ばれており、特殊な加工を施すことによって独特の風合いを出します。代表的な変わり糸をみていきましょう。

スラブ糸

太い部分を意図的に作った糸のことで、糸の太さにバラつきがあるのが特徴です。この糸で生地を作ると、カジュアルでラフな雰囲気に仕上がります。

杢糸

一般的には撚り合わせる糸は一色だけですが、あえて二色もしくは三色の糸を撚り合わせている糸です。生地にした際に、霜降り上の見た目になります。

ノップヤーン

糸の中に節や玉をあらわしている糸のことです。大きさや形を自由に変えることができます。

オープンエンド糸

空気圧で繊維を撚り合わせている糸で、着心地は若干ゴワゴワしていますが、吸水性と速乾性が高い優れた機能性を持つ糸です。アメリカンなテイストのシャツによく用いられています。

撚り方でも品質が変わる!

糸を撚る際の加工方法にも種類があり、どれを使うかで仕上がりが変わります。どのような加工方法があるのでしょうか。

リングスパン糸

綿糸をロープのように撚っている糸のことで、シワになりにくいのが特徴の糸となっています。

生地の種類と糸の種類だけでもこれだけの数があるようです。これだけあれば自分の求めている性能のシャツが作れそうですね!

Tシャツの生地は編み方でも着心地が変わる!

シャツは素材や糸の加工方法だけでなく、編み方でも着心地が大きく異なります。どんな編み方があるのでしょうか?

天竺編み

基本的な編み方で、ほとんどのシャツはこの編み方の生地が使われています。裏地の凹凸が少ないためサラサラした肌触りで着心地が良く、通気性にも優れています。耐久性は低いので、激しい動きのあるスポーツの際に着るウェアとしては適していません。

鹿の子編み

凹凸があり通気性に優れており、汗をかいてもベタベタと肌にまとわりつくことが無いのでスポーツウェアに用いられることが多いです。ポロシャツなどにもよく用いられる生地です。

フライス編み

体にフィットし、耐久性が高いので下着やインナーなどによく用いられます。体のシルエットを強調して美しく見せることができますので、女性用のTシャツに用いられることも多い編み方となっています。

ハニカムメッシュ

ハチの巣に似た凹凸のある編み方で、ハチの巣編みやハニーコームと呼ばれることもあります。さらっとした肌触りと、ボリューミーな質感が特徴です。

編み方によって着心地だけでなく速乾性まで変わるなんてびっくりですよね。私は汗っかきですので、鹿の子編みのTシャツが気になりました!

厚みもしっかり考えて決めよう!Tシャツを干す

Tシャツの生地を選ぶ時は、生地の厚みまでしっかり注目する必要がありますよ!シャツの厚さは3~7オンス前後が一般的ですが、それぞれの厚さで着心地や性能が違いますのでこちらで見ていきましょう。

3~4オンス

Tシャツ生地の中で最も薄い部類に入ります。耐久性が低いですが価格は比較的リーズナブルなのでクラスTシャツなどを作る時に使われることが多いです。シャツの色が白いと透けてしまいますので、透けが気になる方は恋カラーを選ぶようにしましょう。

4.5~5.5オンス

一般的な厚みのシャツで、しっかりとした作りで、価格もお手頃です。迷った場合はこれくらいの厚みを選べば大きく失敗することはないでしょう。

5.6~7オンス

しっかりとした厚みがありますので、白いシャツでも透けが気にならなくなります。耐久性と伸縮性が同居しているのでスポーツをするシーンにも適しています。

7.1オンス~

ヘビーウェイトシャツと呼ばれる部類で、Tシャツとしては最も厚手の部類に入ります。生地がほとんど伸びないため着る人によっては不快に感じることもありますが、繰り返し洗濯してもヨレない耐久性の高さが魅力です。

用途に合わせて最適な生地を選ぶ

Tシャツの生地は糸の素材や、糸の加工方法や、編み方や、厚みなど様々な面から見る必要があるということが分かりました。どの素材やどの編み方が良いという単純な話ではなく、Tシャツの用途や着るシーンに最適なものを選択することが大切のようですね。こちらで紹介している情報を踏まえて、最適な生地で満足のオリジナルTシャツを作成できるようにしましょう。

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